不動産業に長く携わっていると、業界の変化を日々感じます。特に、三連休の過ごし方がここ数年で大きく変わりました。昔は、三連休といえばオープンハウスを開いたり、お客様を案内したりと、終日動き回ってクタクタになっていたものです。しかし、インターネットの普及によって、この業界にも大きな変化が訪れました。
以前は、三連休といえば「売り時」でした。物件を見に来るお客様が多く、現地案内やオープンハウスの準備に追われていました。朝早くから準備をし、夕方には疲れ果てていたことが思い出されます。特に、物件案内の合間に次の予定を調整したり、電話応対をしたりするのが大変でした。現場での接客がメインだったので、体力的にも厳しい日々でしたね。
ところが、ここ数年で大きく変わったのが「ネットを通じた物件案内」です。物件情報はオンラインでいつでも閲覧できるようになり、360度カメラを使ったバーチャルツアーや、高画質な写真・動画で物件の魅力を伝えることが当たり前になりました。お客様もスマホやPCで事前に詳しく物件を確認できるため、現地に足を運ぶ前に判断がしやすくなっています。
その結果、私たち不動産業者の三連休の仕事のスタイルも大きく変わりました。以前は三連休をフルに使って物件案内や商談をしていましたが、今ではお客様とのやりとりの多くがメールやオンラインで行われ、現地案内は少なくなりました。もちろん、対面での接客は大事ですが、お客様も効率よく情報収集できるようになり、私たちもデジタルツールを活用することで時間を有効に使えるようになっています。
これからさらにデジタル化が進み、AIやVRを使った物件案内が標準になる日も遠くないかもしれません。私たち不動産業者も、こうした技術を活用して、より効率的でお客様にとっても便利なサービスを提供していくことが求められています。
こうして、インターネットの普及によって、不動産業界は大きく変わりました。今では三連休でも、昔ほどクタクタになることはなく、オンラインを活用した効率的な営業ができるようになったのです。変化を受け入れつつ、これからも時代に合わせたサービスを提供していきたいと感じています。もっとも、この三連休は仕事ではなく、子どもと公園に行ってクタクタになりましたが(笑)。